第4回「遠藤和典」



毎度どうも。私パノラマファミリーという名義で音楽をつくったりラップしたりしているゴメスと申します。「この、意味がわかんないとか言われるコラムも頑張って10回は続けます。このコラムを10回も続ける精神力って、想像しにくいとは思いますが、そりゃあすごいですよ。例えるなら、そうですね…、「さだまさしのトーク力」くらいすごいです。あれ、わかりにくかったかな? では他の例えで。えー、往年のNBA選手「クライド・ドレクスラーのしなやかさ」くらいすごいです。あ、やっぱこっちの方が分かりやすい?いやー分かって頂けて何よりです。

ということで第4回目参ります!

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適当に思い付いた名前を見て、オレが勝手にどんな人生を送ってきたか、プロファイリング、つまり分析するコラム、「Don’t Stop In The Name Of Love 」スタート。

第4回目の名前は「遠藤和典」です。(※あくまで仮想の名前なので偶然の一致は悪しからず。)

ではスタート!

この人は、親しい友人には遠藤くんとは呼ばれてなかったはず、遠藤は多いですからね。でも親しくないクラスメート(女子)には「もうっ!遠藤くんっ!」なんて言われちゃってるでしょう。んー良いですね。察するにあだ名はベタに「かずのこ」「かずくん」「かず」、ちょっとひねって「寒天」「カズノリピー」、もしくは名字から「えんどうまめ」「えんどくん」なんかも大いに考えられます。あと「英和辞典」にシンパシー感じたはず。間違いない。で、中1の最初の英語のテストでクラスで1番とったりなんかして。先生も「和典は英語のスペシャリストだな」なんてもちあげられたりしてね。

それが思いの外、徐々に成績は落ちていって、二学期にはクラスの真ん中くらいの英語の成績になっちゃって、「なんだかなー」なんて心の中でぽつり呟く。切ないなー。でも、理科の授業のアルコールランプの実習で、何故か隣の班の女の子を手伝っちゃったのがきっかけで、一気にその子のこと好きになっちゃったりしてね。で、バレンタインにチョコもらって付き合うことに。「英語のスペシャリスト」から「デートのスペシャリスト」へ華麗なる転身なんてお調子者にからかわれたりすんのかな。で、卒業アルバムの寄せ書きページに「絶対○○と結婚しろよな!」とか悪友から書かれちゃったり。で、中学卒業して別々の高校に行くともう、全然会う時間なくて、たまに会ってもそれぞれ会話の内容がしっくりいかず、ぎくしゃくした感じで沈黙が増え、そのうち全然会わなくなる。で、ある日突然彼女が遠藤くんに言うわけ「他に好きな人ができた」「同じ高校の人?」「…うん。ごめんね」「……。」

そんなこんなで高校は良い思い出もこれといってないまま卒業。大学に行ったら、かなり郊外にキャンパスがあって、バイト先の先輩からレゲエを教えてもらい急にレゲエにハマる。もちろん服装も変わり、ドレッドにはしないものの小物はなるべくラスタカラーを選ぶようになる。で、沖縄、インド、などにバックパッカーとして遊びに行くうちに自分と向き合う時間も増え、自分に何が合うかを模索し、地元に帰ってちいさなバーを始める。ブースはないが、小さい棚に自分のタンテとミキサー、CDJはお客さんが「これ良かったら使ってよ」って置いていってくれた。常連客もいるし、アコースティックライブもやってたりするんでしょうね。んーなんか良い人生だな〜。よし、気持ち良いまま結論行こう!!

結論
「遠藤和典」
子どもの時は「カズくん」と呼ばれすごく自然にごく普通に育つ。ボンタンよりはドカン履いてたクチ。レゲエのみならずレヴェルミュージックなら全部好き。「ボブ・マーリー」じゃなくて「ボブ・マーレイ」と言えと注意する。趣味はレゲエのセレクター。30歳でDJ BAR”Specialist”を開店する。自分の店の常連客が連れてきた客とビビビ婚し、2児のこどもと幸せに暮らす。なぜか中学の卒業アルバムを見られるのを極度に嫌う。